「ロッキード事件」とは、角栄氏は1976年7月に外為法違反容疑で逮捕されている。
角栄氏が全日空にロッキード社製の大型航空機「トライスター」の購入を承諾させたことへの謝礼とされる事件。
5億円は、角栄氏が総理時代に、米航空機メーカー・ロッキード社の代理店だった丸紅から5億円の賄賂を受け取ったとされ、一審と二審で懲役4年の実刑判決を待つことなく他界している。
事件の発端は1976年2月、米議会上院公聴会で、「ロッキード社幹部の衝撃的な証言により、角栄氏をはじめとする複数の政治家に追及の矛先が向けられ、国会は紛糾した。
ロッキード社が日本政府高官に工作資金を渡した」との疑惑が飛び出したことだった。